おひさま あらすじ 第68回(6/21)
足音の正体は中村先生だった。
なんだか、いつもと様子が違う。
「学校はいい。こんな時代じゃない時に
先生をやってみたかったもんだ。初恋の人も先生だった。」
次々と身の上話を始める中村先生。
赤紙が来て、明日、入営だというのだ。
「これまで、こどもたちにお国のために死んでいくことを
よしとして教えてきたのに逃げることも、泣くこともできない。
中村は喜んで死んでいきます。
そうすれば先生として死んでいける。」
・・・言葉がでてこない陽子。
中村先生は帰ってこなかった。
こどもたちに教えた責任を全うされたのだ。
ある夜、松本に初めての空襲が来る。
陽子の義父は工場から戻ってきていない。
空襲になんか負けるもんかと思いながら、手の震えが止まらない陽子。
空襲が去って、義父が何事も無かったかのように現れる。
心配でたまらなかった義母は泣き出してしまう。
校長から東京でものすごい規模の空襲があったと知らされる。
東京には育子やおばあさまや杏子ちゃんの両親がいるのに・・・
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